2009年4月10日金曜日

iPhoneから学ぶ「表現力」を身につけろ!

ビジネス用の携帯を購入するときに、私は次のポイントで選びました。
1.メールをチェックできること
2.予定表やアドレス帳をOutlookと同期ができること
3.スタイリッシュな端末

その上で、大人気のTouch DiamondとiPhoneで最終検討に入りました。周囲で両端末を使ってる人たちから利用満足度を聞いて、最終的にiPhoneにしました。いまでは外出先で会社のメールをチェックし、同期した予定表とアドレス帳で自分の行動を管理でき、しかも毎日持っていても飽きないケータイとして、重宝をしてます。もちろん音楽も!!

さて、しかしこの選考ポイントの3は置いといて、1と2はビジネス用途ではベーシックな機能で、もう10年ほど前ですが以前使っていたPalmを思い出しました。

私は今もそうですが依然からOutlookに情報をため込んでおりメールはもちろん、予定表、アドレス帳、メモなどをPCのない外出先でも必要だと思っていたのでPDAと呼ばれるツールの当時代表的なIBM製のWorkPadを使ってました。通信ネットワークはなかったのでPCに直接接続するタイプでしたが、Outlookの情報を持ち出せ便利に使ってました。ただそれ以上に、インターネットからアプリケーションをPCにダウンロードしてPalmにインストールすることでPDAの活用の幅が広がり、今にしてみれば当たり前に存在したやり方ですが当時は画期的に感じたものです。

そういう意味では無線LANや電話回線と通信ネットワーク機能を持ってはいるもののAppStoreでソフトをインストールできるiPhoneと基本的には同じです。ではなぜ一世を風靡したPalmが徐々に世間で見かけることができなくなってきて、同様のiPhoneが世界中で最も愛される携帯電話になっているのか?

なによりも人々が驚いたマルチタッチインターフェイスであり、スタイリッシュで軽量な端末であり、音楽や写真を含むライフスタイルにあったアプリが豊富であり、人々はそのExperienceに魅了されましたが、決定的なのはそのすべてに表現力があるからだと私は思います。この表現力を何よりもこだわっているのが、Apple社CEOのスティーブ・ジョブス氏です。

この表現力こそが、PalmとiPhoneの決定的な差なのだと思います。表現力は、人を感動させます。つまり活字では伝わらないことでも感性にうったえることで人の心を動かすのです。

これは人と人とのコミュニケーションにも当てはまるものだと思います。会って伝える、電話で伝える、メールで伝える、チャットで伝える、ブログで伝える、など様々な手段はありますが、手段によって伝わり方も異なってきます。もちろん会って伝えるほうがより深く伝わりますし、ブログやメールを使えば広域に伝えることができます。

社内の情報共有も同じなのではないでしょうか? SharePointを活字で伝えるだけでなく、デザインやメッセージ性という観点にもっと注目し「表現力」を持たせることで、人への伝わり方もExperienceにつながり、伝えたいことも理解してほしいこともより深くなってくるはずです。デザインにはそれだけの力があることは、iPhoneの成功事例を見ても自明です。もっと企業内のコミュニケーションに、たとえばSharePointのデザインに活用してみて間違いはないはずです。

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