2012年2月27日月曜日

会社らしく、経営者らしく。

ビジョンを描くことは大事ですが、それ以上に伝えるのが重要です。ただでさえ思いを人に伝えることが難しいのに、抽象的な概念はなおさら。それでも伝え、各自がそれを納得しなければ「行動」や「態度」に発展できないと思うので、一緒に道を歩んでくれる仲間のために、努力を惜しむことなく継続的に伝えていこうと思ってます。

そのビジョンに一歩でも近づくための動力となる戦略を決定し、先日、社内の全体会議で説明をしました。日々、それぞれの判断で仕事をしてますから目指すべきベクトルがバラバラでは個人商店の集まりになってしまいます。戦略はここでは書けませんが、その戦略のもと3つの戦術も設定しました。さぞ立派に聞こえますが、戦略も戦術も実行できてナンボです。ワークするか否か、ここが経営者の仕事なのでしょうね。

過去3年間、戦略を決めても実際に動くのも自分たちだったので、どこか「計画」のような内容でしたが、人数が増えてくれば計画を作るのは各自であり、その根幹にあたるものが戦略となるので、全員が同じ戦略に従って動けるかが今後のテーマになるでしょう。

少しおかしい話ですが、オフィスに全員が集まって仕事をしている様子を見て、そんな当たり前の光景かもしれませんが、ふっと、とても嬉しく感じることがあります。私がこの会社を設立して自己実現を果たしていくプロセスで、皆が協力してくれているのを実感するからです。

だからこそ、皆にもこの会社を通して自己実現を果たしてもらいたい、そんな強い気持ちから人事制度をつくってきました。次回、人事制度について書きたいと思います。

2012年2月18日土曜日

これまでの3年、これからの3年。

ビジネスにリズムや周期があるとすると、きっと「3年」というのは一つの区切りになると思います。

ビジネスの計画を立てる際に、3年後どのような目標を達成していたいか具体性がでますし、3年前どんな状況から成長や改善ができたかは思い出せます。上場企業では中期事業計画は5年が一般的だと思いますが、ベンチャーはタームが短いですね... 3年経ったら全く違う会社になっているといっても過言ではないです(笑)

ディスカバリーズもこの3月で丸3年が経過しますが、1年目(ホップ)、2年目(ステップ)、3年目(ジャンプ...とまでうまくいはいきませんが。笑)を描きながらビジネスを進めていけたと思います。そこで4月からの4年目に向けて「次の3年」というビジネス戦略を計画しました。

戦略を計画する上で、最初に着手したのはビジョンの「メッセージ」の再考でした。

これまでのビジョンのメッセージはこちらですが、少し固い内容でした。

私たちは、社内に眠った情報資産の活用を通して企業内情報の流通改革を実現し、社員力強化・組織力向上に貢献します 


ビジョンそのものは3年前と変わりないのですが、次のような新しいコトバにしました。

働くすべての人たちが、お互いに高め合い、イノベーションを起こす、働きやすい環境を提供しよう

 ビジョンは、会社の全ての仲間が同じ価値観、哲学、文化を共有するためは、最も崇高な概念であるため、極力シンプルにしました。言い換えれば、社員が自分の両親や子供に対して「どんな仕事をしてるの?」と問われたときの答えのようなものです。

戦略を実行に移すためにも、このビジョンを全員が共感してベクトルを合わせることを、改めて注力していきます。