2010年7月13日火曜日

サービスをクラウド化せよ!

クラウドについて記事を書くのは2件目になりますが、今日はXaaSについてです。もうこの段階でIT系の話しかとデジタルに興味ない方は退散してしまうかもしれませんが、そんな方むけといってもいいかもしれません。

SaaSやPaaSなどのコトバがクラウドによるIT業界のパラダイムシフトの象徴のように使われていますが、この最後のSの字に私は注目しています。そう、サービスのSです。

これまで社内外のシステムといえばITの専門家(IT ProやITベンダー)の領域で、それ以外の人たちは意見できない壁がありました。その割には企業内の一般ユーザーにとって、それほど使いやすくもないシステムを半ば強制的に使わされてきた苦い経験を、誰しも少なからず持っているのではないでしょうか。

私はグループウェアや社内ポータルといった企業内のコラボレーションやコミュニケーションを支援する会社を経営していることもあり、こうした社内システムを単にITと片付けてITの専門家だけに任せるのではなく、一般ユーザーが自由に使える社内ITシステムとなるべきだと考えています。つまりITの専門家だけのシステムとせず、もっとエンドユーザーに解放された社内システムを!と。そしてクラウドは解放のパラダイムシフトを起こせる大きな潮流だとも思ってます。しかもそれは単にIT業界だけのものではないということです。

サービスとはITに限らず様々な業種業態に存在します。これらのサービスは今後クラウドの中で大きなビジネスを獲得できるオポチュニティを秘めているわけです。クラウドを提供するITベンダーが今は目立っているかもしれませんが、今後の主役は私たちのようなサービスを提供している側です。「サービスをクラウド化する」― 私はこれからのキーワードになると思います。

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