2009年4月13日月曜日

なぜナレッジマネジメントが成功しないのか?

企業内の情報共有はナレッジマネジメントという経営手法のひとつとして発展し、ここ数年はITの進化によって発展は加速してきました。しかしながら、ナレッジマネジメントは本当に成功するのでしょうか?

ナレッジマネジメントがITなくして実現できなくなってきている一方で、ITの活用がボトムネックになりナレッジマネジメントが進まないというは、よくきく話です。ITは存在するだけでSolutionにはならず、ITという手段を活用して、はじめて本目的であるナレッジマネジメントが実現できるのです。

「活用する」と文字面では非常に簡単な言葉ですが、実行するとこれが非常に難しいものです

・ナレッジマネジメントのような個人や組織への依存度の高い手法は、情報共有に対する意識の違いによって均一化できない

・個人ごとにITリテラシーの異なり、社員トレーニングやヘルプデスクが必要な場合、ハードルが高い

・ナレッジマネジメントのためのITツールやアプリケーションが数多く存在するがITインフラを導入するのに精一杯で活用を提案するベンダーがいない

・ベストプラクティスがあまりない

こうした負の要素は、段階的に解消していく手法を本来ナレッジマネジメントは持っているが、ITを組み合わせたときに「情報の流通」という観点が抜け落ちてします。「情報を流通」させなくては情報は価値を持たない。これを解消するのは「マーケティング」という手法なのです。

元来マーケティングがセールス同様に収益を高めための手段だが、製品やコンセプトなど人に「認知」させるというのでは最適な手法です。これを社内の情報共有のために活用していくことが社内の情報共有に必要不可欠です。

具体的な手法や事例については、改めてご紹介していきます。

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