2009年4月7日火曜日

BPOS、ついに4月末より販売開始。

マイクロソフトのオンラインサービス「BPOS」が、ついに販売価格が発表されました。

価格的には各ホスティング会社が提供しているExchange, SharePointのサービスと比べると3~4割ほど割安といったところでしょうか。Hosting Partnerもこれからどのような付加価値を出していくかが求められていくと思いますが、完全に競合するサービスを出してくるマイクロソフトのパートナー戦略については議論を呼びそうです。もっとも、事前に十分なコミュニケーションをしているのだと思いますが・・・

3月からの1ヶ月間の試験運用で500社ほどが参加したそうですが、私たちもこれに参加してます。Exchangeはそもそも接続だけだったので、内部で運用する手間を考えると外部(ホスティング)であることに抵抗はないでしょう。アーカイブのサービスもあるので、内部統制への対応もできているでしょう。

SharePointは、そもそもWebアプリケーションなので、使い方は自社内で運用しようがホスティングになっていようが、使い勝手は全くといっていいほど変わりません。IRM連携などいくつか利用できない機能があるため、自社運用と比べると見劣りする部分はあるかもしれませんが、加速度的に増えていくSQLの容量を予測しながら運用していく手間などを考えると、比較検討する価値のあるサービスであることは間違いありません。

Live MeetingもOffice Communicatorも同じく、サーバーがどこにあるかを気にする必要のないエンドユーザーにとってはサーバー製品でもBPOSでも満足度は変わらないでしょう。結局のところ、中堅規模の企業における情報システム部門の運用不可を下げるソリューションとして見るべきでしょう。価格発表の内容も250ユーザー以下の企業規模向けですし。

自社運用以外の選択肢を提供したマイクロソフトの新しいオンライン戦略に今後も期待できるでしょう。

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