2009年5月20日水曜日

iPhoneの進化の先には…

久しぶりにiPhoneの話題です。

先日、「青山学院大学、550台のiPhoneを導入――社会情報学部の全学生に配布」の記事を驚きと納得を持って読んでいました。2学年と教職員を対象に配布し、モバイルインターネット社会のおける教育と研究のための取り組みと伝えていますが、常日頃から情報を使う(集め、分類し、役立たせる)作業を実践することで ITリテラシーや情報活用リテラシーが向上していく画期的な取り組みだと思いました。

学校側のこうした施策にネガティブな意見もあるかもしれませんが、情報の取捨選択、情報整理による生産性向上、ITツールに振り回されるのではなく自身でコントロールする管理能力、コミュニケーションの円滑化など、それを上回るポジティブな実績がでることと期待しています。社会情報学の研究成果としても興味深いテーマになりますね。

大学側は校内のグループウェア等のシステムへアクセスできるのもメリットのようですね。先日、iPhoneからBPOSのSharePoint Onlineへアクセスしてみましたが、iPhoneのSafariでもはっきり表示されExcelやWord、PowerPointなどのソフトも2007形式でも、閲覧のみですが開くことができました。つまり今回の青山学院大学での結果次第では、企業内で業務端末として活用するシーンも増えていくでしょう。すでに1000台規模での導入事例もあるようですが、まだまだ利用シーンや活用手段が増えていくのは、アプリが10億ダウンロードしたことでも期待できます。

業務系アプリケーションや、企業内基幹システムとの連携アプリが潤沢にそろってきたとき、iPhoneは携帯端末とは誰も呼ばなくなっているでしょう。

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