2009年7月14日火曜日

Live 戦略と Office 2010

Office 2010のテクニカルプレビュー版が公開され、同時に無償オンライン版 Office Web Application の話題をさらっています。ある記事ではグーグルに対抗するために捨て身戦法などと書かれていましたが、私はそうではないと思ってます。

3年前だったと思いますが「Live戦略」を打ち出して SaaS (マイクロソフトではSoftware + Serviceということで S+S といいますが)の対抗策を明示しましたが、マイクロソフトでないとできない具体的なサービスは何か?ということで、世界最大のクライアントソフトウェア Office をオンライン化することは大きな武器だと思ってました。

Live戦略は、これまでのマイクロソフトの法人向けビジネスへの注力で置き去りにしてきたコンシューマーに対してフォーカスを置いたもの。サポートの終了したOffice の古いバージョンを使い続けることによるセキュリティ面のリスクから、ユーザーを守るためにオンライン版を利用してもらう。リスクを軽減しながら収入源をバージョンアップから得るのではなく広告主に移行する、というモデルだと考えてます。

もちろんGoogle AppsやOpenOfficeなどの無料オフィス製品へ流れていくユーザーに世界最大でグローバルスタンダードなオフィス製品の無料版を使ってもらうことでShareを確保することは第二の目的としてはあると思いますが。

いずれにしろ高いオフィス製品を使わずに(機能が限定されるとはいえ)オフィス製品を使えるということは、いちコンシューマーとしても喜ばしいことなので、しっかりと活用させてもらうつもりです。早く試してみたいですね。

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