2009年7月28日火曜日

スポーツとビジネスは似ている

「決して遠回りではなかったと思ってます。自分のやるべきことはしっかりやったと思ってますし、4年はあっというまだったので、それが私の初優勝までの時間のかかり方だと思ってます。」

宮里藍選手がアメリカ女子プロゴルフツアーのエビアン・マスターズで優勝したときのコメントです。多くの人がアメリカツアーへの参戦以降スランプ等で苦労してきた宮里選手を知っているからこそ、この言葉の重みが心に響きます。

同時にスランプを経験して「我慢強くなった」とも言っています。勝利、成功することは当然嬉しいし、勝利し続けたいのですが、そう簡単なものではないはずです。失敗し負けたときに、何を得るか、が当たり前ですが非常に重要ということだと思います。これは単に「敗北から学ぶこと」のようなものではなく「起きた事象をどのように捉えるか」によって人の成長が違う、ということなのです。

先日、W社の丸山社長の友人で以前一緒にお仕事もさせていただいた斎藤さんが「一流の思考法」という本を編集された記念パーティーに参加させていただきました。(斎藤さん、出版おめでとうございます!!)


一流の思考法 WBCトレーナーが教える「自分力」の磨き方

私もシアトルへ行ったときにセーフコフィールドで試合を観戦したことがありますが、マリナーズで活躍するイチロー選手のバッティングに対する考え方を、そばで長年見てきた同チームのアシスタント・アスレチック・トレーナーを務めている森本貴義氏が解説しています。

毎年200本安打を達成する天才と称されるイチロー選手がWBCしかり「結果」を出す頼もしい選手であることは周知ですが、結果へのこだわりはもちろんあるとしても、例え凡打になっても、その結果だけに目を向けるのではなく、凡打の中で見つけた進化へのカギこそに意義があるというプロセス重視的な側面も持っていて、その気づきや考え方の違いこそが天才として光を放ち続けている重要な要素だと言っています。

宮里選手にしとイチロー選手にしろ、つまり物事の捉え方・考え方(=哲学)次第で自身が成長するか埋もれていくかのターニングポイントがあり、そこには感情を起伏させるのではなく冷静に分析して多角的に自身を捉えながら信じた考え方をブレずに持ち続けていく重要性があると、私は感じました。

さて、ディスカバリーズももうすぐ5ヶ月目に入ります。様々なチャレンジの中で喜びも悲しみもありますが、お客様に喜んでもらえる自分たちのサービスを地道に提供していくことの重要性と、冷静に市場と自分たちを分析しながら我々のビジネスのスタイルを信じていこう、と再確認しました。

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