2010年12月2日木曜日

さよなら?!iPhoneなモバイルライフ

久しぶりの投稿です。最近は誠ブログへの投稿が多かったのですが、いまいちポジションイングを明確にできないまま、ずるずる書いていました。が、誠ブログはビジネス周辺についての執筆に近いことを書き、いわゆるブログ的なことはこちらに書くことにします。誠ブログに掲載していいのか迷うことが多いので...w

さて、今日は携帯電話について。最近iPhone (3G)のパフォーマンスの悪さに困っていて、買い替えを検討してます。3GなのでiOS 4.2を入れている時点で当然パフォーマンスが遅いのですが、Exchange Serverを使っている関係でActiveSyncさせるため(iOS4以降が必須)にバージョンをあげなければいけませんでした。

もちろんAppleから何度もiOSのバージョンアップは促されましたが、よくよく考えればWindows XPのマシーンにWindows Vista (あえて7ではなくw)をいれるようなもの、と考えればこのパフォーマンスの遅さも納得です。

しかししかし、いまのパフォーマンスがどのくらいひどいかというとタッチパネルの反応が遅いので電話の着信を受けられないことがある、SMSを受信してからメッセージを読むまで5秒程度かかる、カメラはシャッターを押してからとり終わるまで7秒は固まったままでいなければいけない。そこまでして使い続けるほど寛容な性格とAppleへのロイヤリティを持っているわけではない。

そこで携帯電話なのでせめて電話機能だけはまともに使える携帯を探してます。いわゆるFeature Phoneはさすがに戻れませんが、Smart Phoneの中でボタン付きなもの。と探すとBrackBerryに目がいってしまいます。このトレンドなのでAndroidもあるのですが、流されるのも癪なのでw

ということで目下、BrackBerryが最有力候補ですが、以前使っていたWindows Mobileを思い出してしまい、いまいちなExperienceのイメージがダブってしまうので、もう少しゆっくり考えようと思ってます。

久しぶりなので、内容の薄い、まとまりのないブログでしたがリハビリを兼ねて。

2010年7月13日火曜日

サービスをクラウド化せよ!

クラウドについて記事を書くのは2件目になりますが、今日はXaaSについてです。もうこの段階でIT系の話しかとデジタルに興味ない方は退散してしまうかもしれませんが、そんな方むけといってもいいかもしれません。

SaaSやPaaSなどのコトバがクラウドによるIT業界のパラダイムシフトの象徴のように使われていますが、この最後のSの字に私は注目しています。そう、サービスのSです。

これまで社内外のシステムといえばITの専門家(IT ProやITベンダー)の領域で、それ以外の人たちは意見できない壁がありました。その割には企業内の一般ユーザーにとって、それほど使いやすくもないシステムを半ば強制的に使わされてきた苦い経験を、誰しも少なからず持っているのではないでしょうか。

私はグループウェアや社内ポータルといった企業内のコラボレーションやコミュニケーションを支援する会社を経営していることもあり、こうした社内システムを単にITと片付けてITの専門家だけに任せるのではなく、一般ユーザーが自由に使える社内ITシステムとなるべきだと考えています。つまりITの専門家だけのシステムとせず、もっとエンドユーザーに解放された社内システムを!と。そしてクラウドは解放のパラダイムシフトを起こせる大きな潮流だとも思ってます。しかもそれは単にIT業界だけのものではないということです。

サービスとはITに限らず様々な業種業態に存在します。これらのサービスは今後クラウドの中で大きなビジネスを獲得できるオポチュニティを秘めているわけです。クラウドを提供するITベンダーが今は目立っているかもしれませんが、今後の主役は私たちのようなサービスを提供している側です。「サービスをクラウド化する」― 私はこれからのキーワードになると思います。

※本ブログはIT Media「誠ブログ」へ移動しています。

2010年6月7日月曜日

出会い、再会の慶應ウィーク

6月は弊社にとっては年度末のためパイプラインの再確認や決算準備などで多忙になるのですが、そんな最中、先週は慶應一色の一週間でした。私は慶應義塾湘南藤沢(=SFCと呼ばれる)の中高等部の第一期卒業生であり、縁あって同窓会会長を務めてさせて頂いている関係で、塾内の様々なイベントにご招待いただきます。

先日は慶應連合三田会の総会があり、900近くある三田会の役員幹部が一堂に会したイベントでした。帝国ホテルの光の間で総会が開催され清家篤塾長ほか塾内の理事や学部長が集まり、連合三田会の発展や塾への貢献に感謝するスピーチがされ、塾と三田会の強い関係を再確認する日でした。その後、孔雀の間で懇親会が開催され、三田会間の親睦や塾との親睦を図りましたが、面識のない年配の諸先輩方と話をすることに、正直毎年のことながら?苦労します。橋本五郎さんや小林亜星さんといった著名人もいらっしゃれば、綿貫民輔さん、橋本大二郎さんのような大物政治家もいらっしゃるので、なかなか落ち着いて食事などできません・・・笑



ただこうした中にも再会や新たな出会いがあり、文明堂の岡本社長や山本海苔の山本社長ともご挨拶することができましたし、別の三田会を立ち上げたSFC中高の後輩とも話ができ、三田会の強みである縦のネットワークを築くことができました。なんどもこうしたパーティーに来れば先輩方に顔を覚えていただけますから、若輩者なりに貢献していかなければと思うのでした。


さて、実はこの5日後に同じ場所で、慶應義塾普通部の3年に一度開催される同窓会総会があり、こちらも会長としてご招待いただきました。この日は招待いただいたとはいえ、普通部は母校の中学校でもあるの久しく会っていなかった同級生や先輩とも再会を喜ぶ時間を過ごせ、会長としての職を忘れ完全に楽しませていただきました(笑)。


すでに退官された教員の方々も数多く参加されてましたが、卒業生は先生の前ではいつまでたっても生徒なんだなと感じ同窓会独特の空気を感じる日でした。慶應のイベントは、最後肩を組んで「若き血」を歌ういつもの儀式?がありましたが、今年は六大学野球部も春季優勝ということもあって、盛り上がりました!こうした機会での新しい出会いや再会は自分の成長を客観的に判断でき、またライバルだった同級生とも認め合い、改めて自分の位置を確認できるものです。(少しこうした機会が多すぎる気がしますが・・・笑) いずれにしろ「また明日から頑張ろう」と気合いの入るイベントでした。

2010年6月1日火曜日

慶應義塾大学野球部、優勝おめでとう!!

昨日はNHKでの放送がなく、また試合経過を伝えるはずの六大学野球のサイトがダウンするほどアクセスが集中していたこともあり神宮球場以外で速報が手に入りにくい状況だったようですが、Twitterユーザーにはどしどし情報が流れてきて、経過とともツイートや投稿される写真で興奮が伝わってきました。Google検索サイトでも「早慶戦」と検索すれば、「早慶戦」の文字を入れているツイート情報がタイムラインで表示され、これも実況中継のように様子が把握でき、Twitterならではの情報入手を体感したところです。

私のオフィスは青山一丁目なので、神宮まで徒歩10分程度。仕事の都合でオフィスから出れませんでしたが、近いが故に気になって仕方がない状況でした。優勝のツイートが流れてから小一時間程度したあたりでオフィスの外が騒がしくなってきましたが、ピンときました。優勝パレードがオフィスの前を通るではありませんか。


小学校から慶應でしたが、実は機会に恵まれず恥ずかしながらパレードを見たことはなかったので、今年はよいご褒美をいただいたような気がしました。記念にとった写真です。

公道を大手を振って塾歌(学生たちは若き血を歌ってましたが)を歌い、練り歩けるなんてそうそうないことですから少し興奮してしまいました :)


2010年5月27日木曜日

デジタル選挙議論の疑問と懸念

今夏の参院選に合わせて、ホームページとブログを使った選挙活動が可能になったことやメールやTwitterの利用は見送られ全面解禁とはならなかったことが報道されてます。取り分けTwitterの扱いが注目を集め、有権者にとって親しみやリアルタイムな選挙活動を伝えるメリットを台無しにしている、だとかアメリカやイギリスに比べ10年遅れてるといった記事を目にします。

確かにTwitterのようなツールを認めなかった理由とブログを認めた判断には矛盾があるように感じますし、メールに至ってはは過去に痛い経験を持つ民主党の感情的な側面が、そもそもなぜ解禁の議論をしているのかを見失わせる判断に思えます。

私はいずれのツールも解禁すべきだと思いますし、おおいに活用した選挙活動をすべきだと思います。ただでさえ票稼ぎでタレントを比例代表にするよいな選挙戦なのですから、生の政策、信念を聞いて一票を投じたいものです。

さてこの件で私が疑問を感じるのは、ブログなりTwitterなり個々のサービスを明記あるいは指定して可否を論じていることです。それぞれ特徴あるサービスだから挙げられているのですが、いずれも利用者が増えるにつれ形や価値を変えていくものです。

ブログも単体でのブログからMixiのようなSNSの一部となっているサービスもありFacebookやLinkedInのように異なる目的のなかにブログを連携させるものもあります。Twitterも同様につぶやきそのものだけでなく4squareのようにロケーションを連動させたりUstreamとのマッシュアップするなど、その形態は様々な変形/進化していきます。

さて、こうしたツールのスピードに法整備が同じスピード感で対応できるわけではないなかで、ツールを特定してしまった今回の結論というのはナンセンスとはいえないでしょうか。

そもそもツールの話に至ってしまっていますが、我々がビジネスとしている情報共有の然り、ツールが議論を定義してしまうと、使う「人」と流れる「情報」を中心とした環境設計が置き去りにされてしまうのです。もっと環境を高め、豊かにするために、という議論があるべきです。例えば、選挙活動においては既存の活動でかかっていたコストの圧縮や今までリーチできなかった有権者への政策を伝えられる手段としてインターネットというデジタル媒体を使うべきです。

Twitterやブログはこう使うべし!といった間違った先入観を植え付けられることもあるようなのでツールに振り回されるのではなく、伝えたいメッセージをどのツールで発信するのかツールを使う側の信念やポリシーを持つことが、非常に重要だと私は思います。

2010年5月25日火曜日

自分が自分を超えるために。

最近マラソンが流行っているようですが、そうした流行りほど本格的ではなのの私もこの春から走るのを始めてます。きっかけは、ご多分に漏れず体力不足を痛感したことですが、本当の理由は「自分に勝つため」です。

経営者も2年目になり1年目の反省がいくつもあがってくるわけですが、とりわけ設定したゴールを達成できなかったときにあれこれ言い訳を考えてしまう弱さが私にあり、これは猛省してます。これを追放しない限り自分も会社も大きくなれないと…

そこでマラソンを始めました。といっても長年の体力不足は、精神修行をしたくとも体がついてこないという始末なので、ついでに?体力の向上も。まずは距離は置いといて30分走り続けることに集中していますが、これを数週間続けてます。ジムでも走るのですが気軽に走れるように自宅周辺を朝に夜走り始めていますが、ただ走るだけではつまらないので、Nike + iPod Sport Kit を購入し、iPodに装着して音楽を聴きながら距離・時間・履歴管理をしています。

Nike + iPod は、ITの利用がモチベーションにつながる好例ですね、幸いに継続できています。そこでいくつか気が付いたことを記載しておきたいと思います。

・見えすぎてはいけない
夜走ると闇夜の中なので黙々と走れるのですが、朝走ると視覚を使うので余計なことを考えてしまい、思うようにタイムや距離が伸びません。ビジネスでも、物事を見えすぎると余計な情報に惑わされ、ゴールに向かって突っ走れないことがあるので、ゴールを設定した後はその内容については適度な情報だけを与える(自分も部下も)のがよいのかもしれません

・ゴール設定は適切より少し先に
例えば10km走ることをゴールにするとしましょう。9km近くまでは夢中で走り自分の能力を超えるパフォーマンスを発揮するのですが、残り1kmでまだ体力も気力も残っている場合は余裕が生まれます。この余裕がこれまでと同じパフォーマンスを継続することを邪魔して、一気に体が重くなりスローダウンしてしまいます。ビジネスでも、今年度の設定したゴールの達成が期日前に達成可能だと予測できた場合、その瞬間から努力を怠り始めてしまいます。ゴールをストレッチに設定することも多いですが、こうしたモチベーションの維持に役立つからだと思います

・達成することがゴールではない
達成可能なゴール設定はいけませんね。10km走れる体力があるのにゴールが10kmでは、自分を超えることはできません。達成することがゴールになってしまうのでは本末転倒… 例えば42.195㎞走るというもっと大きなゴールを設定した上で、今月は10km走る、来月は15km走るなどとステップアップしていくゴール設定がよいと思います

一人で走っていると考える以外にすることもないので、今後も気が付いたことを記録していこうと思います。体力向上よりも精神面の向上が私にとっては重要なので。そういえば、同じ一人で行う競技で水泳がありますね。私はマラソンは初心者ですが、遠泳は専門だったような… まぁ、これもいずれ試してみます。

2010年5月12日水曜日

良民の上には良き政府あるの理なり。

今日のTwitterのTLでは「ネット選挙」解禁のつぶやきが多かったのが印象的だったのでブログにも書くことにしました。今夏の参院選でHP、ブログ、Twitter、メールの利用の是非についてHPとブログのみ認めるという与野党の合意がなされました。>こちらの日経新聞の記事を参照

なぜブログが可でTwitterが不可だったのか、「誹謗中傷が使われる恐れがある」とされる理由を聞いて大半の人が首をかしげるかもしれませんが、こうしたメディアを使うことで政治が身近になり、議員や政党の政策そのものを直接訴えることは、関心の高い国民が直接聞くことができ大きなメリットだと思います。

このようなメディアを直接政治家が使うことにより、マスコミの存在が大きく変わろうとしているよにも感じます。マスコミが自発的に変わろうとするのではなく、結果的に立場や役割が変わってきている、という意味です。

政府与党のNo.1とNo.2の政治とカネの問題は徹底的に明らにすべきですが、最近の普天間の問題を取り上げるマスコミを見るに、報道される内容の稚拙さに失望しています。普天間問題が約束した5月末に決着することが無理であることは自明で、政府が(今更ではあるものの)様々な案を検討・議論している姿を迷走というのは、鳩山政権が結論を出せない優柔不断であることと無意識に結びつけているように受け取れます。

何よりも進展・結論でないことをわかっていてマスコミが毎日報道していることで、どんなに放送時間や新聞紙面を無駄にしているか… ギリシャ・ショックやG20 財務相・中央銀行総裁会議、タイの反政府デモ、イギリス保守・自民連立政権、などなど海外情勢の動きの速さを正確に詳細に伝えることに時間とスペースを使うべきだと思います。

自国のリーダーの欠点を見つけて指摘することが、果たして国益になるのか、政治が国民に近くなったからといって、ゴシップのように扱うのではマスコミの報道を見ている側としては、少しうんざりしてしまいます。

福沢諭吉の「学問のすゝめ」の初編にこんなくだりがあります。
 「西洋の諺に愚民の上にからき政府ありとはこの事なり。こは政府のからきに非ず、愚民の自らの招く災いなり。  愚民の上にからき政府あれば、良民の上には良き政府あるの理なり。故に今、我日本国においてもこの人民あり  てこの政治あるなり。」

昨日、小沢一郎氏が参院選に立候補するスポーツ選手を連れて一緒に会見していましたが、私たちが愚民であるか否か、良き政府を作るか意思があるか否か、今夏の参院選で結論を出すだけです。そのためにもマスコミには狭い了見で報道するのではなく良民であるべきための報道を切に願うばかりです。