2009年6月29日月曜日

FY09クローズ、激動の3カ月。

弊社は今日が締め日で、FY09が終わります。4月に立ち上げたばかりなのにもう決算?!と思われますが、7月―6月の会計年度としたので、明日から新年度FY10になります。マイクロソフト社と一緒ですね。

思い返せば会社設立から今日までの3ヶ月間は怒涛のような日々で、毎日が大きな刺激と不慣れな会社経営で日々これ勉強という毎日でした。長いようで短く、短いようで長い3カ月間でしたが、名刺も250枚ほど配ったでしょうか。

この3カ月で「つながり」つまり人脈の重要性を痛切に感じたというのが印象です。つながりの方のご紹介により、これまで接することのなかったエグゼクティブな方々とお会いする時間や機会を頂き「つながり」が増えたり強化しましたし、またマイクロソフト社時代の友人たち30名以上がオフィスに遊びにきてくれたのも「つながり」を感じる出来事でした。

次に弊社のサービスやポジショニングからパートナー各社とのアライアンスを結ぶことができて、クライアントに対する価値ある提案力も増しました。パートナー各社にとってもWinWinである関係構築を築き始め、現在では10社ほどとお付き合いさせていただいています。

提案といえば、4月から使い続けている提案資料は10回以上のアップデートを行い、周囲の方々からのフィードバックや提案時の反応からチューンナップを繰り返してきました。資料を見ると成長の足跡を感じたりします。

さぁ明日からFY10です。新しいメンバーも加入します。次の3カ月は Execution Mode を全開にして多くの実績を得られるように尽力したいと思ってます。がんばろう、Discoveries!!

2009年6月23日火曜日

会社の強さとは?

ここ数週間は提案活動が多く外出続きだったのとオフィスにいても提案資料作りにおわれていたのですが、ここ2-3日はマイクロソフト時代の友人が4人ほどたてつづけにオフィスを訪ねて来てくれました。

マイクロソフトの会計年度上、今月は年度末にあたるのですが、来期のプランニングとしてチャレンジを考えてる人、組織が変わるのですでに動き始めてる人、この機に卒業する人、すでに自立して立派に仕事をコントロールしてる人、様々ですが同じ職場で働いていた者が活躍されているのは嬉しいものですね。

昨日はその中でもこの機にマイクロソフトを卒業される方に会ってお話しする機会がありました。

残念ながら自ら希望した卒業ではなかったようですが、能力が高く仕事に対する姿勢や人間的な魅力と品格を持った方で10年近く業務をされてマイクロソフトの発展に貢献されました。

正直いうと今回卒業されることには納得がいかない(既に社を離れた身であるので甚だお節介ですが)ところがあり、そこに至ったマネジメント判断には疑問が残りますが、一方でさすがマイクロソフトに10年勤めただけあって既に前向きだったのが印象的でした。

マイクロソフトの強さはこうした心の強さ、スピードの早さといったポジティブな「ひと」にあるんだと、改めて痛感しました。だから卒業した後でも「つながり」が強く、私のオフィスを訪ねてくれる人がいるんだとも。

ディスカバリーズも来月から初めて社員を迎えます。マイクロソフト時代の仲間ですが、マイクロソフトのような「ひと」の育つ会社に、会社を育てていこうと思います。

↓マイクロソフトのFさんとの食事での写真。葉付きキュウリがおいしかったバーニャカウダ


2009年6月18日木曜日

Twitterでつながる社員ネットワーク

最近は案件、案件と忙しくなっていたのでデスクにつくどころかオフィスに戻れないケースも多々あるのですが、そんな時はよく考え事をしています。最近のテーマは「Twitterの企業内利用によるコミュニケーション促進」です。

iPhoneにアプリをいれて外出中でもどこでもTwitterを使っています (http://twitter.com/Symathy) が、つながっているメンバーのリアルタイムなつぶやきが、どこにいても聞こえてきます。Twitter中毒者が多数出ていると聞いたことがありますが、その理由もわからなくはありません。

この1年で爆発的に広まり、加速度的に使われてきていますが、ビジネスとしてもTwitterを使っているところで有名なのはDellのPromotionです。DellのDirect MarketingはWebはもちろん新聞、雑誌、FAX、Eメールでも積極的にされていますが、Twitterでの製品販売の情報発信など試みていますね。

このTwitterを社内のコミュニケーションに役立てられないだろうか、と日々考えているわけです。Twitterのように、つぶやく内容はブログのような「書く」というハードルはあまり高くはなく(かかる時間的な問題も含めて)、気軽に始められ、継続もできます。この「気軽」という特性を活かしながら社員同士がお互いを知る、深まるコミュニケーションの道具とするのは、どうだろうか?

企業内でTwitterを制限しはじめる企業ももしかしたら出てくるかもしれませんが、企業内で働いているのはまぎれもなく「ひと」であり、人と人とをつないでこれだけの成功を収めている道具を、社員同士のコミュニケーションに活かさない手はないでしょう。もっともすでに個人同士でつながってTwitterの恩恵をうけている人も数多くいるでしょうし、システマチックにTwitterを使ってコミュニケーションしましょう的な押し付けをガバナンスをもって導入することは、本末転倒なのかもしれませんが。

今はまだ、どのような形態で企業内コミュニケーションの促進にTwitterを位置づけるのか模索している段階ですので、ぜひアイディアやご意見があればコメントいれていただきたいと思います。所詮140文字ですが、ここに込められる思いを発信するのは「ひと」です。そこにはコンシューマーもビジネスも垣根はないというのが持論です。何かよいアイディアを見つけて実践してみたいな、と思う最近のテーマについてでした。

2009年6月16日火曜日

人も名刺もアイデンティティを

お客様やパートナー各社で提案や打ち合わせする際に、副社長の小野と一緒に行く場合が大半なので、挨拶の際に名刺を渡すと(当たり前ですが)名前だけ違う名刺がデスクに並ぶことになります。

会社のロゴはクリエイティブ・デザイナーのDさんに、名刺はYさんに作っていただいきましたが、非常に気に入っている上に名刺をお渡しした際に、ロゴがネタで会話にもなるので、アイデンティティを感じているわけですが、同じ名刺が並ぶと存在感が薄くなってしまうのが気になってました。


そこで、またもやDさんとYさんに甘えて、カラーバリエーション4色にしてもらいました。これで小野とも名刺がかぶらなくなりますし、カラーをネタにアイスブレイク もできるので(少しコストが上がりましたが)、大満足です。




なんだかんだいっても名刺は顔になりますし、印象も大事なので、このアイデンティティは変わらず持っていたいものです。

2009年6月9日火曜日

Appleの戦略的な統合型製品開発力&マーケティング力

最近では意図的にリークして注目度を高めておいて製品をLaunchさせるケースも多いですが、Appleほど統制のとれたメーカーも珍しいのではないかと思います。そのAppleから待望のiPhone 3G (OS 3.0) がWorldwide Developers Conference 2009 で発表されました。

現行機のiPhone 3G (OS 2.2.1) からは無料でOSのアップグレードができることは、以前よりソフトバンクの中山氏がここで「OSがアップデートされるので、常に最新のOSに進化し、決して陳腐化しない」と携帯端末の価値が落ちない発言をしていた通りでしたが、その恩恵は言葉で表現する以上に意味も価値も大きいと思います。

端末が主体となった初めての携帯電話機(もはや電話機以上の価値があることは「iPhoneの進化の先には…」でも触れましたね)として、どんなExperienceがあるか大いに期待していましたが、もちろん動画が解像度の高いカメラなどが実装された新型端末 iPhone 3G s もいいのですが、それ以上に新しいExperienceを継続して使い続けられるというのはユーザー志向型戦略として模範的な事例といえるのではないでしょうか。





www.apple.com/jp/ サイトより


個人的に最も期待していた追加機能は「インターネットテザリング」といって、USBやBluetoothでiPhoneとPCをつなぐとiPhoneがモデムとなってPCでインターネット接続ができます。外出先でホットスポットがだいぶ増えましたが、それでも無線LANがないところでは効果大。ますます iPhone x Macbook が手放せません。あれ?これではAppleの戦略通りですね 笑




iPhone 3G (OS 3.0) のリリースと同時にMacBook ProやAirMacなどの新マシーンに加えてSafariのVersion 4など続々とわきを固める新製品リリースが行われ、iPhoneをきっかけとしたApple Pre-Funの土壌形成を着々としている戦略が明確で、アップセル、クロスセルがしっかりと効いていると思います。IT不況の中にあってAppleの売り上げ増を底上げしているのは、こうした統合戦略と統一されたメッセージングにありますね。何よりも、Apple社内での情報統制が強く効いている中で、これだけの製品を一度にインテグレートされた形でリリースする組織力には、見習うべき点が数多くあるでしょう。

2009年6月4日木曜日

オフィスもデスクも頭の中も、生産性は「整理」から

最近はお客様やパートナー様とお話する機会が多くオフィスをあけることも増えていますが、オフィスに戻ると居心地がいい反面、物や書類が整理されていないことに気がつくことがあります。

基本的にオフィスはフリーアドレスなので自由に座りたい席につきますが、そのためデスクは共有。当然、私物や書類の出しっぱなしはNGで、帰宅時に整理してデスクの上には何もおかないようになってます。こうしておくと情報整理の癖がつきますし、常にスペースの多い環境 (物理的な空間も気持ちや記憶の空間) が確保できるので、とても効率的に仕事ができます。

デスクの上に書類や荷物が多いと、いい仕事はできません。その状態を「片付いている」という人もいますが… それでもいいのですが、探しているものを素早く入手することは生産性を高める最初の一歩だと思います。そのためにもスペースは広くとって、有効活用しないといけません。

昨日、気合いを入れて参加したUSとのテレカンが、内容の薄さにがっかりして、ストレス解消も兼ねてオフィスの掃除、整理をしていました。シェルフをオーダーしていたので組み立ててデロンギのエスプレッソマシーンやコピー機の配置換えなどをしてスッキリ!
ところが、開業祝いにN氏から頂いた「だるま」に目をいれていないことに気がついて 、急きょ目入れ式をすることになりました。(今さらで、ごめんなさい・・・)



右目は、いつ入れられるかな…。オフィスの整理とともに、決意新たにガンバリマス。

2009年6月2日火曜日

マイクロソフトの異変

次期OSの Windows 7 や新検索エンジン Bing などの新しいテクノロジーで話題が少なくないマイクロソフトが、7月31日をもってPCユーザー向けQ&Aサイト「答えてねっと」サービスを終了すると発表しました。

一時期は様々なトラブルで知られた当サービスですが、PCユーザーにとっては確かな拠り所であり、昨今の新「テクノロジー」の話題に埋もれて、親しまれた「サービス」が消えていくのに、一抹の寂しさを感じますね。

マイクロソフトは高いテクノロジーでイノベーティブな会社という原点に回帰するのか、Windows Liveのようなユーザー志向サービスに舵を取るのかわかりませんが、昨今の景気低迷による予算削減のあおりの一端だとしたら残念でなりません。

また最近はマウスもライセンスも値下げキャンペーンばかりで、マーケティングらしいマーケティングができてないようにも思えます。この先12ヵ月で Windows 7 も Office 14 もリリースすることを考えると、製品Launch時には、マイクロソフトのマーケティング力を大いに発揮して欲しいと、余計な期待を持ったりしてしまいます。

しかし「答えてねっと」の終了の仕方が、なんともマイクロソフトらしい・・・