2010年12月18日土曜日

イノベーションは日々の中から。

年末になると駆け込み会議依頼が殺到するのはマイクロソフト時代から変わってない(もしかしたら会議の相手もマイクロソフトだから?w)ワークスタイルですが、昨晩(金曜日)の少し遅い時間ともなると少し落ち着くので、今後のビジネスについて相方とゆっくり話していました。

ここで詳しくはかけませんが、過去20ヶ月やってきたビジネスの結果を、ひとつの統合されたサービスとして提供できる可能性がでてきたこと、サービスという物とは違ってわかりにくい形態から脱却しある種のわかりやすいカタチに変換できる可能性がでてきたこと、で多いにアイデアがでてきました。ベンチャー企業本来の(という表現が最適なくらい)イノベーションを起こしていけることに、エキサイトしました。

イノベーションを起こすためのヒントというのは、実は身近な場所に存在するものと私は思ってます。待っててもアイデアが降ってくるわけでも、ある日突然雷に打たれたように確信を得るようなビジネスプランを思いつくものでもなく、毎日の経験や挑戦の積み重ね、思考錯誤の積み重ね、顧客・パートナーとの意見交換、こうした努力の中から徐々に育っていつか開花するものだと思ってます。その開花する芽が出てくる時は、アイデアという粘土をこねて組み合わせるような作業ですが、カタチが見えはじめてきたときのエキサイティングな瞬間はたまりません。

さて話を昨晩に戻しますが、エキサイトした雰囲気のままB.A.との会食。恵比寿の一見すると見落とすような知る人ぞ知る的なお店で、鮨をいただきました。味よし、お酒よし、雰囲気よし。もちろんビジネスの可能性で盛り上がりました。


ただ、ここから一旦このビジネス計画については1週間ほど思考を停止させます。一度スイッチを切り、熱を冷ませて、冷静に客観的にビジネスのSWOTを分析し、メリットとリスク、アプローチとステップをよくよく考えます。つまりアイデアを寝かせる、という作業です。これは外山滋比古先生の「思考の整理学」から取り入れさせていただいたものです。

冷静に判断できる状態になった際にも、それでもなお付加価値があり、競争優位性のあるビジネスであることを確認したら、あとは突き進みます。それが本当に楽しみです。

2010年12月2日木曜日

さよなら?!iPhoneなモバイルライフ

久しぶりの投稿です。最近は誠ブログへの投稿が多かったのですが、いまいちポジションイングを明確にできないまま、ずるずる書いていました。が、誠ブログはビジネス周辺についての執筆に近いことを書き、いわゆるブログ的なことはこちらに書くことにします。誠ブログに掲載していいのか迷うことが多いので...w

さて、今日は携帯電話について。最近iPhone (3G)のパフォーマンスの悪さに困っていて、買い替えを検討してます。3GなのでiOS 4.2を入れている時点で当然パフォーマンスが遅いのですが、Exchange Serverを使っている関係でActiveSyncさせるため(iOS4以降が必須)にバージョンをあげなければいけませんでした。

もちろんAppleから何度もiOSのバージョンアップは促されましたが、よくよく考えればWindows XPのマシーンにWindows Vista (あえて7ではなくw)をいれるようなもの、と考えればこのパフォーマンスの遅さも納得です。

しかししかし、いまのパフォーマンスがどのくらいひどいかというとタッチパネルの反応が遅いので電話の着信を受けられないことがある、SMSを受信してからメッセージを読むまで5秒程度かかる、カメラはシャッターを押してからとり終わるまで7秒は固まったままでいなければいけない。そこまでして使い続けるほど寛容な性格とAppleへのロイヤリティを持っているわけではない。

そこで携帯電話なのでせめて電話機能だけはまともに使える携帯を探してます。いわゆるFeature Phoneはさすがに戻れませんが、Smart Phoneの中でボタン付きなもの。と探すとBrackBerryに目がいってしまいます。このトレンドなのでAndroidもあるのですが、流されるのも癪なのでw

ということで目下、BrackBerryが最有力候補ですが、以前使っていたWindows Mobileを思い出してしまい、いまいちなExperienceのイメージがダブってしまうので、もう少しゆっくり考えようと思ってます。

久しぶりなので、内容の薄い、まとまりのないブログでしたがリハビリを兼ねて。

2010年7月13日火曜日

サービスをクラウド化せよ!

クラウドについて記事を書くのは2件目になりますが、今日はXaaSについてです。もうこの段階でIT系の話しかとデジタルに興味ない方は退散してしまうかもしれませんが、そんな方むけといってもいいかもしれません。

SaaSやPaaSなどのコトバがクラウドによるIT業界のパラダイムシフトの象徴のように使われていますが、この最後のSの字に私は注目しています。そう、サービスのSです。

これまで社内外のシステムといえばITの専門家(IT ProやITベンダー)の領域で、それ以外の人たちは意見できない壁がありました。その割には企業内の一般ユーザーにとって、それほど使いやすくもないシステムを半ば強制的に使わされてきた苦い経験を、誰しも少なからず持っているのではないでしょうか。

私はグループウェアや社内ポータルといった企業内のコラボレーションやコミュニケーションを支援する会社を経営していることもあり、こうした社内システムを単にITと片付けてITの専門家だけに任せるのではなく、一般ユーザーが自由に使える社内ITシステムとなるべきだと考えています。つまりITの専門家だけのシステムとせず、もっとエンドユーザーに解放された社内システムを!と。そしてクラウドは解放のパラダイムシフトを起こせる大きな潮流だとも思ってます。しかもそれは単にIT業界だけのものではないということです。

サービスとはITに限らず様々な業種業態に存在します。これらのサービスは今後クラウドの中で大きなビジネスを獲得できるオポチュニティを秘めているわけです。クラウドを提供するITベンダーが今は目立っているかもしれませんが、今後の主役は私たちのようなサービスを提供している側です。「サービスをクラウド化する」― 私はこれからのキーワードになると思います。

※本ブログはIT Media「誠ブログ」へ移動しています。

2010年6月7日月曜日

出会い、再会の慶應ウィーク

6月は弊社にとっては年度末のためパイプラインの再確認や決算準備などで多忙になるのですが、そんな最中、先週は慶應一色の一週間でした。私は慶應義塾湘南藤沢(=SFCと呼ばれる)の中高等部の第一期卒業生であり、縁あって同窓会会長を務めてさせて頂いている関係で、塾内の様々なイベントにご招待いただきます。

先日は慶應連合三田会の総会があり、900近くある三田会の役員幹部が一堂に会したイベントでした。帝国ホテルの光の間で総会が開催され清家篤塾長ほか塾内の理事や学部長が集まり、連合三田会の発展や塾への貢献に感謝するスピーチがされ、塾と三田会の強い関係を再確認する日でした。その後、孔雀の間で懇親会が開催され、三田会間の親睦や塾との親睦を図りましたが、面識のない年配の諸先輩方と話をすることに、正直毎年のことながら?苦労します。橋本五郎さんや小林亜星さんといった著名人もいらっしゃれば、綿貫民輔さん、橋本大二郎さんのような大物政治家もいらっしゃるので、なかなか落ち着いて食事などできません・・・笑



ただこうした中にも再会や新たな出会いがあり、文明堂の岡本社長や山本海苔の山本社長ともご挨拶することができましたし、別の三田会を立ち上げたSFC中高の後輩とも話ができ、三田会の強みである縦のネットワークを築くことができました。なんどもこうしたパーティーに来れば先輩方に顔を覚えていただけますから、若輩者なりに貢献していかなければと思うのでした。


さて、実はこの5日後に同じ場所で、慶應義塾普通部の3年に一度開催される同窓会総会があり、こちらも会長としてご招待いただきました。この日は招待いただいたとはいえ、普通部は母校の中学校でもあるの久しく会っていなかった同級生や先輩とも再会を喜ぶ時間を過ごせ、会長としての職を忘れ完全に楽しませていただきました(笑)。


すでに退官された教員の方々も数多く参加されてましたが、卒業生は先生の前ではいつまでたっても生徒なんだなと感じ同窓会独特の空気を感じる日でした。慶應のイベントは、最後肩を組んで「若き血」を歌ういつもの儀式?がありましたが、今年は六大学野球部も春季優勝ということもあって、盛り上がりました!こうした機会での新しい出会いや再会は自分の成長を客観的に判断でき、またライバルだった同級生とも認め合い、改めて自分の位置を確認できるものです。(少しこうした機会が多すぎる気がしますが・・・笑) いずれにしろ「また明日から頑張ろう」と気合いの入るイベントでした。

2010年6月1日火曜日

慶應義塾大学野球部、優勝おめでとう!!

昨日はNHKでの放送がなく、また試合経過を伝えるはずの六大学野球のサイトがダウンするほどアクセスが集中していたこともあり神宮球場以外で速報が手に入りにくい状況だったようですが、Twitterユーザーにはどしどし情報が流れてきて、経過とともツイートや投稿される写真で興奮が伝わってきました。Google検索サイトでも「早慶戦」と検索すれば、「早慶戦」の文字を入れているツイート情報がタイムラインで表示され、これも実況中継のように様子が把握でき、Twitterならではの情報入手を体感したところです。

私のオフィスは青山一丁目なので、神宮まで徒歩10分程度。仕事の都合でオフィスから出れませんでしたが、近いが故に気になって仕方がない状況でした。優勝のツイートが流れてから小一時間程度したあたりでオフィスの外が騒がしくなってきましたが、ピンときました。優勝パレードがオフィスの前を通るではありませんか。


小学校から慶應でしたが、実は機会に恵まれず恥ずかしながらパレードを見たことはなかったので、今年はよいご褒美をいただいたような気がしました。記念にとった写真です。

公道を大手を振って塾歌(学生たちは若き血を歌ってましたが)を歌い、練り歩けるなんてそうそうないことですから少し興奮してしまいました :)


2010年5月27日木曜日

デジタル選挙議論の疑問と懸念

今夏の参院選に合わせて、ホームページとブログを使った選挙活動が可能になったことやメールやTwitterの利用は見送られ全面解禁とはならなかったことが報道されてます。取り分けTwitterの扱いが注目を集め、有権者にとって親しみやリアルタイムな選挙活動を伝えるメリットを台無しにしている、だとかアメリカやイギリスに比べ10年遅れてるといった記事を目にします。

確かにTwitterのようなツールを認めなかった理由とブログを認めた判断には矛盾があるように感じますし、メールに至ってはは過去に痛い経験を持つ民主党の感情的な側面が、そもそもなぜ解禁の議論をしているのかを見失わせる判断に思えます。

私はいずれのツールも解禁すべきだと思いますし、おおいに活用した選挙活動をすべきだと思います。ただでさえ票稼ぎでタレントを比例代表にするよいな選挙戦なのですから、生の政策、信念を聞いて一票を投じたいものです。

さてこの件で私が疑問を感じるのは、ブログなりTwitterなり個々のサービスを明記あるいは指定して可否を論じていることです。それぞれ特徴あるサービスだから挙げられているのですが、いずれも利用者が増えるにつれ形や価値を変えていくものです。

ブログも単体でのブログからMixiのようなSNSの一部となっているサービスもありFacebookやLinkedInのように異なる目的のなかにブログを連携させるものもあります。Twitterも同様につぶやきそのものだけでなく4squareのようにロケーションを連動させたりUstreamとのマッシュアップするなど、その形態は様々な変形/進化していきます。

さて、こうしたツールのスピードに法整備が同じスピード感で対応できるわけではないなかで、ツールを特定してしまった今回の結論というのはナンセンスとはいえないでしょうか。

そもそもツールの話に至ってしまっていますが、我々がビジネスとしている情報共有の然り、ツールが議論を定義してしまうと、使う「人」と流れる「情報」を中心とした環境設計が置き去りにされてしまうのです。もっと環境を高め、豊かにするために、という議論があるべきです。例えば、選挙活動においては既存の活動でかかっていたコストの圧縮や今までリーチできなかった有権者への政策を伝えられる手段としてインターネットというデジタル媒体を使うべきです。

Twitterやブログはこう使うべし!といった間違った先入観を植え付けられることもあるようなのでツールに振り回されるのではなく、伝えたいメッセージをどのツールで発信するのかツールを使う側の信念やポリシーを持つことが、非常に重要だと私は思います。

2010年5月25日火曜日

自分が自分を超えるために。

最近マラソンが流行っているようですが、そうした流行りほど本格的ではなのの私もこの春から走るのを始めてます。きっかけは、ご多分に漏れず体力不足を痛感したことですが、本当の理由は「自分に勝つため」です。

経営者も2年目になり1年目の反省がいくつもあがってくるわけですが、とりわけ設定したゴールを達成できなかったときにあれこれ言い訳を考えてしまう弱さが私にあり、これは猛省してます。これを追放しない限り自分も会社も大きくなれないと…

そこでマラソンを始めました。といっても長年の体力不足は、精神修行をしたくとも体がついてこないという始末なので、ついでに?体力の向上も。まずは距離は置いといて30分走り続けることに集中していますが、これを数週間続けてます。ジムでも走るのですが気軽に走れるように自宅周辺を朝に夜走り始めていますが、ただ走るだけではつまらないので、Nike + iPod Sport Kit を購入し、iPodに装着して音楽を聴きながら距離・時間・履歴管理をしています。

Nike + iPod は、ITの利用がモチベーションにつながる好例ですね、幸いに継続できています。そこでいくつか気が付いたことを記載しておきたいと思います。

・見えすぎてはいけない
夜走ると闇夜の中なので黙々と走れるのですが、朝走ると視覚を使うので余計なことを考えてしまい、思うようにタイムや距離が伸びません。ビジネスでも、物事を見えすぎると余計な情報に惑わされ、ゴールに向かって突っ走れないことがあるので、ゴールを設定した後はその内容については適度な情報だけを与える(自分も部下も)のがよいのかもしれません

・ゴール設定は適切より少し先に
例えば10km走ることをゴールにするとしましょう。9km近くまでは夢中で走り自分の能力を超えるパフォーマンスを発揮するのですが、残り1kmでまだ体力も気力も残っている場合は余裕が生まれます。この余裕がこれまでと同じパフォーマンスを継続することを邪魔して、一気に体が重くなりスローダウンしてしまいます。ビジネスでも、今年度の設定したゴールの達成が期日前に達成可能だと予測できた場合、その瞬間から努力を怠り始めてしまいます。ゴールをストレッチに設定することも多いですが、こうしたモチベーションの維持に役立つからだと思います

・達成することがゴールではない
達成可能なゴール設定はいけませんね。10km走れる体力があるのにゴールが10kmでは、自分を超えることはできません。達成することがゴールになってしまうのでは本末転倒… 例えば42.195㎞走るというもっと大きなゴールを設定した上で、今月は10km走る、来月は15km走るなどとステップアップしていくゴール設定がよいと思います

一人で走っていると考える以外にすることもないので、今後も気が付いたことを記録していこうと思います。体力向上よりも精神面の向上が私にとっては重要なので。そういえば、同じ一人で行う競技で水泳がありますね。私はマラソンは初心者ですが、遠泳は専門だったような… まぁ、これもいずれ試してみます。

2010年5月12日水曜日

良民の上には良き政府あるの理なり。

今日のTwitterのTLでは「ネット選挙」解禁のつぶやきが多かったのが印象的だったのでブログにも書くことにしました。今夏の参院選でHP、ブログ、Twitter、メールの利用の是非についてHPとブログのみ認めるという与野党の合意がなされました。>こちらの日経新聞の記事を参照

なぜブログが可でTwitterが不可だったのか、「誹謗中傷が使われる恐れがある」とされる理由を聞いて大半の人が首をかしげるかもしれませんが、こうしたメディアを使うことで政治が身近になり、議員や政党の政策そのものを直接訴えることは、関心の高い国民が直接聞くことができ大きなメリットだと思います。

このようなメディアを直接政治家が使うことにより、マスコミの存在が大きく変わろうとしているよにも感じます。マスコミが自発的に変わろうとするのではなく、結果的に立場や役割が変わってきている、という意味です。

政府与党のNo.1とNo.2の政治とカネの問題は徹底的に明らにすべきですが、最近の普天間の問題を取り上げるマスコミを見るに、報道される内容の稚拙さに失望しています。普天間問題が約束した5月末に決着することが無理であることは自明で、政府が(今更ではあるものの)様々な案を検討・議論している姿を迷走というのは、鳩山政権が結論を出せない優柔不断であることと無意識に結びつけているように受け取れます。

何よりも進展・結論でないことをわかっていてマスコミが毎日報道していることで、どんなに放送時間や新聞紙面を無駄にしているか… ギリシャ・ショックやG20 財務相・中央銀行総裁会議、タイの反政府デモ、イギリス保守・自民連立政権、などなど海外情勢の動きの速さを正確に詳細に伝えることに時間とスペースを使うべきだと思います。

自国のリーダーの欠点を見つけて指摘することが、果たして国益になるのか、政治が国民に近くなったからといって、ゴシップのように扱うのではマスコミの報道を見ている側としては、少しうんざりしてしまいます。

福沢諭吉の「学問のすゝめ」の初編にこんなくだりがあります。
 「西洋の諺に愚民の上にからき政府ありとはこの事なり。こは政府のからきに非ず、愚民の自らの招く災いなり。  愚民の上にからき政府あれば、良民の上には良き政府あるの理なり。故に今、我日本国においてもこの人民あり  てこの政治あるなり。」

昨日、小沢一郎氏が参院選に立候補するスポーツ選手を連れて一緒に会見していましたが、私たちが愚民であるか否か、良き政府を作るか意思があるか否か、今夏の参院選で結論を出すだけです。そのためにもマスコミには狭い了見で報道するのではなく良民であるべきための報道を切に願うばかりです。

2010年5月3日月曜日

自分バランス。

経営者になって気が付いたことを2つ、今日は書きたいと思います。

1つは当たり前ですが「資源には限りがある」ということ。
経営資源はヒト・モノ・カネという三大資源(最近は情報を入れて四大資源)があると言われてますが、このバランスを保とうとするものです。(個人的には、バランスは必要ですが、アンバランスが決して悪いとは思ってません。戦略的に崩れた状態であることも必要で、常にバランスを保つことばかりに神経を使ってしまっては本末転倒)ただ、この3つには必ず「時間」という問題がつきまといます。モノ・カネはタイムリーな判断や投資に関係するでしょうが、ヒトの時間は、投資以外に自分自身の「タイムマネジメント」として捉えてます。ここでも何度か「生産性」というテーマで書いてきましたが、最近凝っているのがiPhoneやOutlookのようなデジタル系管理とメモやノートのようなアナログ系管理のコラボレーション?(というか併用ですね)です。書籍も様々出てますが、自分に合った管理方法を日々模索してます。いずれまたここで書きたいと思います。

もう1つは「日本には休日が多い」ということ。
この連休もそうですが、実に休みが多い。プロジェクトを進めていても、あるいは納期までの時間を考えていてもそうですが、この1か月で○○を目指そう!と目標を立てていった場合に、実に休日・祝日が多いことかを痛感しています。最も同じ1か月の給料を払っているのに、大型連休の月と6月のように平日に休日のない月で同じというのもおかしいものですが。ただ休日はいけないとは思ってません。連休や休日は平日の激務をいったん距離を置いて見つめ直すよい機会ですし、何よりも家族と過ごす時間は重要です。

体力や気力を養う休日、そして休日によって稼働日が限定されるという制約、この両方のバランスを取ることが重要なのだと最近は感じてます。私は休日も仕事をすることが多いですが、平日の仕事と違う見方で仕事ができるのも、よい発見ができるので嫌いではないですね。視点を変えてみることこそ、毎日を楽しむポイントだと思います。

あと1つはおまけですが、こうして文章を書くことに今後6か月は少しだけ時間を割きたいと思ってます。文章を書くことは自分の考えを論理的に整理することを助けてくれますし、何よりも伝えることの大事さを感じてます。

2010年4月12日月曜日

SharePointの活用、見えてますか?

マイクロソフトの認定パートナーとなり早1か月ほど経ちましたが、マイクロソフトのホームページに弊社のサービスが掲載されました。

掲載されたのはSDPS(SharePoint導入計画サービスの略)というサービスです。マイクロソフトでは、Office EAやCore CAL EAなどの包括的なライセンス契約を有している企業に対して「特典」を提供していますが、このSDPSはその特典の1つで、SharePointの導入時や展開時にこの特典を使ってパートナー各社が提供するコンサルティングを実質無償で受けることができるものです。

弊社も、このコンサルティングを提供するパートナーの1社で、以下のようなサービスを実質無償で紹介しています

・SharePoint活用の見える化
アクセスログ分析により活用の進まない問題(おもに受信者と発信者の思惑のギャップ)を解明し、改善点を提案します

・活用ロードマップ
SharePoint を導入しても「導入効果を上げていくにはどう活用すべきか分からない」というお客様向けに、2-3年先まで活用度合をステップバイステップで高めていきながら利用範囲を広げていく活用計画書を作成します

両サービスはすでに実績も多く、お客様の評価も高いので自信を持って提供しているサービスです。しかもSDPSを使えば実質無償で提供されますので、「活用できてないな」「どう活用したらいいのか」とお悩みの方には、ぜひSDPSでまずは試してみる、というのがオススメです。詳しくはこちらをご覧ください。

2010年4月1日木曜日

今日から経営者2年生。

本日で弊社ディスカバリーズ株式会社は創業2年目を迎えることができました。こういう書き出しだと、10周年や20周年を祝う場でのご挨拶での話なので、若輩な我々が声高にいうべきものではないかもしれませんが、しかし記念日としてここに書きたいと思います。

我々が起業した2009年4月は、リーマンショックの傷跡も癒えぬ頃で日経平均が7000円近い「底」だった時期で、起業するには最も適した時期だったと思います。ビジネスプランをベースに収支予測を白紙に戻して考え直し、なかなか固定客を獲得できない時期もありましたが、2009年の7月からの第2期(3か月間で一回決算をしたため)からは順調にお仕事もいただき、Q3までに多くの実績を作ることができました。「底」からのスタートではなかったら「業績が下がる」経験をするはめになっていたと思いますが、幸いに景気回復の波に乗り、同時に実績が自信と実績を呼び込み、今日に至ってます。

この1年、なんといっても前職のマイクロソフトの皆様や、母校である慶應義塾の皆様のご支援、ご協力があってこそだったと振り返ります。経営の「け」の字も知らず、日々勉強中の身でありますが、自らを律し期待に応えられる次の1年にしたいと考えてます。

今日は春の陽気と春を運ぶ風の強い一日でしたが、この風のように(振り返る余裕もないほど)突っ走ってまいります。これからもディスカバリーズをご指導のほど、よろしくお願いいたします。

2010年3月13日土曜日

コトバの深みから学ぶこと

先週金曜日は大前研一氏のオフィスで開催されたパーティーに参加してきました。実に多種多様な業種、役職のメンバーが集まりパーティー主催者の齋藤さんの言葉をかりれば「類が友を呼ぶ」状態で、100名近い参加者で賑わいました。

まったく別ジャンルですが私と同じく起業された方、上場企業の役員の方などと知り合え、別のジャンルの市場や活動の話は参考になりました。


大前氏曰く「経済は自分で触ってみなければわからない。見てるだけなら評論家」。現実味があり深みのある言葉に納得。起業してそろそろ1年。手さぐりですが「触ってみた」ことは大きな糧になってますが、それを開花させるようにがんばろう!と思いを新たにしたパーティーでした。

2010年3月11日木曜日

認定されました!

3月に入り、起業準備をしていた12か月前を振り返ることもありますが、私たちにとっては第三四半期の最終月でもあり、追い込みの毎日です。そんな中、嬉しいニュースがありましたので、ここでもご紹介したいと思います。

ついに、マイクロソフト認定パートナーとなりました。認定パートナーとは「マイクロソフト製品に関する高い技術力と実績を持ち、システム構築に関するあらゆるお客様のニーズに合ったソリューションを提供できるパートナー企業」と定義されてますが、こちらのサイトで案内されています。

※マイクロソフトのパートナーサイトより転写

マイクロソフトのパートナー制度には3段階あり、1つステップがあがり2段階目ということになりますが、ベンチャー企業としては大きなステップです。

当然、認定パートナーだから仕事が増える、ということはありませんが、これからも自助努力していきます!

2010年2月26日金曜日

マイクロソフト OB会


先日マイクロソフトのOB・OG会が恵比寿のZESTで開催されました。少なくても60名程度は集まっていたようですが、私のように1年以内に退職した人も数名いましたが、大物ばかり。元社長の成毛さん(現・株式会社インスパイア 取締役)、阿多さん(現・ソフトバンクモバイル株式会社 専務執行役員 兼 CISO)や、大三川さん(現・トレンドマイクロ株式会社 取締役)といった古き良きマイクロソフトを知る重鎮たちが、元同僚たちと再会を喜んでました。といいながら、名刺交換の連続で、私もその列?に並ばせていただきましたが、新しい出会いから新しいビジネスになっていくことをお互いに期待しながらのパーティーでした。



2010年2月17日水曜日

近未来は、もうすぐそこに

マイクロソフトのXBOX Project Natalは感動しましたが、これもワクワクします。やっぱり技術革新のイノベーションは夢があります。これをマイノリティレポートで表現したスピルバーグは、現在の手塚治虫ですね。



g-speak overview 1828121108 from john underkoffler on Vimeo.

2010年2月16日火曜日

Windows Phoneの衝撃と期待

ついにWindows Phone 7シリーズが発表されました。ビジネスユーザーを意識した従来のWindows / Office調のUser InterfaceとExperienceから、見事に個人ユーザー向けへのシフトチェンジ。ビジネス用ではないかもしれませんが、Experience的には脱Windows Mobileで、持っていたブランドイメージも変わりました。

まだ触ってないので操作感はわかりませんが、これならiPhoneやAndroidにも対抗できますね。ここのXBOX LIVEへの窓が搭載されたのは意外でしたが、個人的にはZuneとWindows Liveの完全統合を期待していました。今後は携帯からのユーザーを多く取り込むために、iPhoneへの標準搭載も噂されているBingの利用をベースに、Windows LiveサービスとMSNのコンテンツ、SNSサービスへの連携で勢いをつけていくことになるのでしょう。Windows Phoneの登場で、携帯市場がますます面白くなってきましたが、勢いをつけるためにはマイクロソフトの苦手なMarket Placeの醸成・拡大がキーになりますね。

一方でGoogleはAndroid 2.1 スマートフォンを複数発表しています。HW/SWがようやく一体となった製品を発表したマイクロソフトは、先行されている市場でどこまで巻き返せるのか、今後の展開が楽しみです。


2010年2月15日月曜日

まるで映画の1シーンみたいな…

Windows7のリリース以来、話題のなかったマイクロソフトでしたが、このTEDで紹介したデモは素晴らしく、久しぶりにワクワクしました。一見するとGoogleのStreet Viewと同じなので真新しさはないのですが、BingによるVirtual Earthにここ数年のトレンドを思われる「リアルタイム性」と「ロケーション性」がたっぷりつまっているサービスで、映画の1シーンを見ているようでした。



Blaise Aguera y Arcas demos-reality maps | Video on TED.com

ますます「リアルタイム x ロケーション 」の活用が進むと予想してますが、これに加えて今後は動画コンテンツの利用も増えていくと考えてます。リアル社会とバーチャル社会は、切り離して考える時代は、そろそろ終えて、ソーシャルネットワークの世界では両立しながら、こうしたデジタルライフを生活の一部として利用していく時代に突入していくように感じた、素晴らしいテクノロジーだと感じました。

2010年1月30日土曜日

iPadは子供向け教材として。

今週はAppleが発表したiPadが話題になりました。iPhone/iPod Touchが大きくなっただけ、外部接続が少ない、などとの批判もやあるようですが、リビングで使う程度で考えれば十分に魅力のある製品だと、私は思います。ユーザー認証がどのようになっているのか説明が見当たらないのでメールを使うかどうかはわかりませんが、ブラウザー、写真、音楽は家族みんなで使えますし、なにしろ持ち運びできるハードウェアとして大きな魅力があります。リビングに1台、これがあるだけでデジタルライフは一歩前進するように感じます。

とくに子供が情報検索して自習するのにも最適だと思います。私の幼少時代は父が50冊近くある百科事典をセットで購入して本棚の飾り物になってましたが、調べたいときに調べられる。しかもPCの電源をオンにして起動を待って、検索してPCを切るという動作が通常のPCマシーンだと起動時間のほうが長かったりしますが、子供が興味を持った「そのときにすぐ」検索できるのも、iPadの機動性の長所だと思います。

初代iPadの購入はおそらく見送り、より洗練されスペックもよくなる2代目での購入になるとは思いますが、家庭内の承認もおりてる(これ大事です J)ので、いまから楽しみでもあります。(Flash対応は希望ですが…笑)

2010年1月27日水曜日

思考の時間

私はiPhoneで出勤途中は音楽を聴いてリラックスするようにしてますが、最近やめようと考えてます。どうも音楽を聴いていると、思考が進まない、集中ができない性質のようで、ただ時間だけが無駄に過ぎているようにすら感じるのです。以前は、特にマイクロソフトに勤めていたときは新しいサービス開発を常に考えていましたから、読んだ本を参考に四六時中考え事をしていました。特に電車の中は、他人ばかりの中にいますから、考え事をするにはうってつけでよくアイディアもでました。(フリスクのCMでもありましたね…私の場合、アイディアはもっぱら電車の中)

ところが、最近はアイディアがまとまらない。アイディア自体は変わらず出てくるような気はしているけど、カタチになる直前の粘土のような状態で「!」と思いつくことが減っているような気がして、それをiPhoneでの音楽のせい…。因果関係があるかどうかは別として、ビジネスモデルを悶々と考えている状態は好きなのですが、いつもなら来る「!」がなかなか来ず、「!」がくるプロセスを考えると思考が敏感になっている状態が少ないのだと考えるのです。みなさんもこのような体験はありませんか?

2010年1月12日火曜日

福澤諭吉、ここにあり。

1月10日が、福澤諭吉の誕生日であることを知る人は慶應義塾関係者以外には多くないと思いますが、この日に慶應義塾大学の三田キャンパスで誕生記念会と題した記念式典が行われましたが、同窓会の会長を務めていることから大学より招待状をいただいたので、初めて参加してみることにしました。

キャンパスには黒い高級車で並んでおり、運転手が車を温めていましたが、年配の諸先輩中心に500名を超す(たぶん)参加者が西校舎に集まっていました。清家篤 慶應義塾 塾長のスピーチでは「持続可能性(=sustainability)」をテーマに、教育問題に取り組むお話がありましたが、実ビジネスにおいても実生活においても多分に重要なテーマだったと思いました。福沢の「実学」が現代社会においても多いに役立っていることを改めて感じ、著書をもう一度読み漁りたくなりました。感化されやすい?!J

続いて読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏がジャーナリズムから見た福沢諭吉を持論たっぷりに話されたが、TVでの印象よりもずいぶん情熱的な方なんだと思いました。コンパスを例に、芯が強かったのと同時に柔軟性を持ち合わせていた福澤諭吉を説明されてましたが、国会開設前の福澤の論が、古臭くないばかりか今もなお現代政治において本質的な問題提起をし続けていることを熱く語られていました。

こうして久しく福澤諭吉の話を聞くことがなかったですが、経営者になった今、これまでと異なった角度から福澤諭吉を捉えることができ、非常に有益な時間を過ごすことができました。多くの参加者がメモをとっていましたが、大きな学びであり、貴重な公演でした。なかなかこういう機会がないのですが、せっかく会長を拝命し、職務についているので積極的に参加させていただき、学ばせていただこうと思った一日でした。


2010年1月5日火曜日

新年あけましておめでとうございます

2009年4月に起業した弊社は、初めての正月を迎えました。2009年はリーマンショック後で市場全体で暗い話題しかありませんでしたが、2010年は明るい話題が多い年であることを祈念しております。弊社は遅まきながら本日5日より営業を開始しました。今朝は8時30分にはオフィスに着きましたが、電車のラッシュなどを見ると、もう殆どの日常と変わらない様子ですから、スタートダッシュしていきたいと思います。

さて、弊社の顔でもあるホームページを大幅にリニューアルいたしました。4月の起業時に立ち上げたバージョン1と比べ、サービス紹介をより詳細にしている点に加え、ブログやTwitterなどSNS系のコンテンツを連携させました。ぜひご覧いただければ幸いです。http://www.discoveries.co.jp/